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歯科医師は医師や獣医師同様に、公衆衛生の向上に努める職業でありますが、扱う分野が口腔内の医療に特化しているという点が特色と言えるでしょう。医師の場合、事実上(その分野、診療科に対して十分な知識や経験があるかは別として)身体のどの部分でも手掛けることが出来ますが、その医師免許でも唯一立ち入ることが出来ない例外が歯科の領域です。

とは言うものの、口腔内であっても病態によっては医師が治療を行うことも例外的にあり得るようです。もちろん其の場合は歯科医師の協力連携が不可欠となります。しかしながら、その場合でも医師が本来は歯科医師が行うべき治療をした場合、歯科医師法第17条違反によって罰せられることとなります。

昨今、閉鎖する病院や医師不足が言われていますが、歯科医師については逆に医師数の増加による供給過剰状態にあると言われています。この問題には様々な原因が考えられますが、ひとつには歯科医師となる人材を輩出する側の歯科医大学側の供給量調整の問題、つまり歯科医師の収入が高額であるというイメージから、歯科医師が多く供給され続けていることが挙げられます。実際には、診療所を開業するためには設備を整えるなどで相当額の資金が必要となり6年間の歯学部の学費なども合わせて考えると、初期投資としては莫大な額が必要となり、開業したとしても回収できるかどうかも怪しい場合が多いというのが現状のようです。

他にも歯科医師の場合、臨床以外で歯学を活用して仕事をするという道が、医師や獣医師のそれよりも限定される傾向にあるというのが、供給過剰の一因となっている、と言えるのではないでしょうか。

参考文献・参考サイト
【参考文献】
・歯科医師になるには ぺりかん社 伊藤正治 秦幸大 著
【参考サイト】
総務省ホームページ 法令データ提供システム
・歯科医師法
厚生労働省ホームページ 厚生関係審議会議事録等
・96/06/28 第2回「歯科口腔外科に関する検討会」について
・第3回歯科医師の需給に関する検討会議事要旨


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